ついにFF7リメイク三部作が完結する。
Summer Game Fest2026で『FFVII リべレーション』が発表された。
FFVII リメイクプロジェクトの完結編だ。
長すぎて入れなかった、タイミングを逃していた、そういう人がFF7シリーズに合流するなら、今がその瞬間だ。お祭りだ。
三部作を完結まで最大限に楽しむための、たったひとつの準備がある。
それは原作であるFF7オリジナル(1997)を先にプレイすることだ。
リメイクシリーズは「続き」である
よくある誤解がある。「リメイクだから原作を知らなくても楽しめるはず」というものだ。
これは半分正しく、半分間違っている。
FF7リメイクは確かに単体でも遊べるゲームとして作られている。しかしその物語の深部——演出の意図、キャラクターの感情の重さ、ある場面が持つ意味——は、明らかに原作を知っている人間に向けて設計されている。
リメイクシリーズは原作FF7の「やり直し」ではなく、原作を前提とした「その先の物語」だ。原作を知っていると、リメイクの随所に仕込まれた問いかけが見える。知らないと、その問いかけが存在することにすら気づかない。
主人公・クラウドの物語として入ること
FF7はクラウドの物語だ。彼の歪んだ記憶、借り物のアイデンティティ、そこからの再生。このシリーズ全体の重力はクラウドを中心に発生している。
原作からプレイすれば、この重力を自然に体に入れた状態でリメイクシリーズに進める。
クライシスコアについて
「オリジナルではなくクライシスコアをやるべき」という意見もある。
リメイク・リバースにザックスが出てくるため、
「リメイクからFF7に入る人は、ザックスがわからないのでは?」という親切心からだと思う。しかし、クライシスコア(以下CC)は『初めてFF7触れる人向けのゲーム』かというと、筆者は違うと考えている。
初めてFF7に触れる人に最初に勧めることはしない。
理由は単純だ。
CCはザックス一人の物語
CCはザックスを主人公に据えて、ザックスの物語を丁寧に描いた作品で、FF7シリーズの中で大切な位置を占めている。ただ、初めてFF7に触れる人の入口としては勧めない。
CCはザックス一人の物語だ。戦闘も一人、物語の射程もFF7本編とは根本的に異なる。FF7は世界の命運を巡る群像劇で、仲間との関係、組織の構造、星そのものを巻き込むスペクタクルがある。CCから入ると、そのスケール感を体で知らないままリメイクシリーズに進むことになる。
逆に言えば、FF7という大きな物語を先に体験しているからこそ、CCのザックスの物語が深く刺さる。CCはそういう作品だと思っている。
エアリスというキャラの立ち位置
CCを先にプレイすると、エアリスが「ザックスの相手」として先にインストールされる。しかし原作でのふたりの関係は会話の中で軽く触れられるに留まっている。
エアリスはまず、1997年にクラウドの物語の中に配置されたキャラクターだ。CCから入るとその重力が違って見える人もいる。原作が設計した感情の順序を逆から読ませてしまうことになる可能性があるのだ。
したがって、FF7シリーズを『クラウドの物語』として体験するのであれば、クライシスコアから始めることはお勧めしない。
推奨する順番
FF7オリジナル → リメイク → リバース → 完結作
余裕があればオリジナルの後にクライシスコア。
オリジナルには現在ブースト機能付きのPC・スマホ版がある。プレイ時間のハードルは昔ほど高くない。
「令和にあのグラフィック??」という人もいるだろう。しかし、よく考えてみてほしい、漫画でもアニメでもストーリーや体験が面白ければ、絵の古さや巧拙は気にならなくなるものだ。
世界観・音楽・人間関係をひととおり自分の体で通過してからリメイクに入ると、体験の密度がまるで違う。
FF7が長年にわたって多くの人に愛され続けているのには理由がある。
その理由を、ぜひ最初から自分で体験してほしい。
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